blog

ミラクル完結しました

おわ…終わった!?!って感じですが…ミラクル完結しました。
ざっと後書きと、補足・小ネタなどを書いていきます。

後書き

いつかミラクルが完結したら、3人のバレンタイン漫画を描きたい…と思っていたんだけど、流れで本編で回収してしまいました。よかったね(?

最後は少しトリッキーですが、2/13バレンタイン前日~12/10出会い回想という順番になっています。
なぜかというと、「因果は変わっても時間は戻らない」からです。
・景が因果を変えたのは正月後(良くて1月中旬
・因果は変わっても時間は戻らない
=変更後の世界線の同じ時間点にスライドする感じ
=因果変更後の景とゆずは「こういうふうに出会った」という記憶がある状態
ということです…伝われ…

ミラクルを描き始めたのは2011/2/2です。
震災の一月前だったんですよね。

たった3話に12年経っているが………

まあプライベートが色々ありまして。多分2017年までは割と順調に描いてたんですよね。
前もぼやいたけど3話の進捗がこれ(スクショ)なの怖すぎ。10P描くのに3年かかってんの。

そんな死の進捗だったけど、描いていればいつか終わるもの。
12年かかったけど完結しました。お疲れ様でした。

ミラクルデイズはそのまま奇跡の日々、「何気なく過ごしている日常も、誰かが何かを失った世界線も、誰かが何かを手に入れた世界線も、平等に奇跡で等価である」という意味合い。
1話「生き方とキオク」、2話「紡ぎ繋がり続くセカイ」、3話「もう一度、キミと」は、先頭の音とカタカナの最初の音を合わせると「いつも」「キセキ」になるギミック付きです。

そんでその言葉を誰に送りたいかというと、巡り巡って景なわけです。
ミラクルって、景が前を向くまでの話なんですよね。景がさまざまな世界線を超え、最終的に戻ってくるまでの話。
主人公はゆずなんだけど、根底にあるのは景の、名波を突然失ってつらい気持ち。
奇術師と出会ったことで「もう一度、名波に会いたい」が叶えられる可能性が出てきて、負の感情はひたむきで一途な心(悪く言えば執着)になった。
その一途さはゆずに向いていないけど、彼女はその直向きさを愛したので、どうか叶えてあげたかった…一方で、見てくれないなら…ってヤケもあったかな~なんて今は思ったり。
ちなみに、ミラクルの最初のキーワードは「あたしの奇跡を貴方にあげる」です。

余談。

・ガラケー
開始時点の2011年ではまだスマホは浸透してなかったです。田舎だからか?私もガラケーでした。
なので作中の彼らも、2023年になっても永遠にガラケー。もはやガラケーという言葉が消えそうな時代ですらある。
2話序盤で出る景のガラケーは、当時の私のものがモデルになってます。

・途中で池に落ちる景
1話序盤でも落ちてるので。そもそも1話でなんで落としたのかは私も覚えていません。

・締めについて
あまりメタな感じにしたくなかったけど奇術師なら仕方ないか…と思ったのであんな締めになりました。(?

雑談みたいな補足

▼奇跡のドッジボール
図式を用意しました。
めっちゃ縦長なんですが。
画像を押すと詳しく見れます。

この辺を作者はプロット文章で管理していて、それでもちゃんと整理できていたんだけど、
これ把握できているのは私だけでは…と思い、頭の整理を兼ねて図を書いた次第。

版権で死ぬほどデフォルメ絵描いてたので、デフォ上手くなったと思いません?(は?

ちなみに、2話のここで、すでに奇術師は「景は名波と奇術師の因果以外の奇跡を持ってない」ことを言及してます。

▼各話の扉絵

クリスマス24日深夜に、ゆずが名波とチェンジすることは初期段階から決まっていました。
名波は、景にとってはクリスマスの奇跡、ゆずにとってはプレゼントなんです。そういう1話扉絵。
ゆずはサンタさんなんや…という想いが込められた2019クリスマス。(センシティブじゃね?と思いながら)
2話は、名波と景が繋がっているけど入り込めないゆず。3話は、名波と景と朧気な世界線の記憶って感じ。

Top