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Reちょっと語り

99話~番外編reincarnateの語り。ネタバレ含む。
めっちゃ語ってしまった…適当に一部Wikiにまとめますわ…全部は入れない予定…

シャンティエについて

(謎に名前を伏せていく)
文中であったように、シャンティエは千年間、芸術や料理、歴史、地理、植物学を始め、混沌神語含む語学、はたまたクルセが研究していたような神の力…破壊・再生・創生・壊死の四属性などなど、とにかくいろんなことやっていた設定です。
知識を蓄えるだけでなく、音楽や料理なら実践、植物学や神の力なら誰に見せるでもなく考察まで行っていた感じ。もはや研究者。ちなみに語学類は、混沌神語で会話できるくらい堪能。多分ラルさんとも素で話せる。
あと千年生きて精神が成熟し(すぎ)たのもあって、ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ毒舌が減ってたり、ちゃんと自分が思ったことを言うようになっています。reincarnateで少し口数が多いのはこのため。
ちなみに、大聖堂で彼がいた部屋に書籍や楽器を用意してるのは歴代大司教、なので今回はナフラ。

旅もせず定住を選んだのは、旅をしていると、待っている誰かと旅したときの記憶と比べてしまうし、手持ち無沙汰だといろいろ考えてしまうから。考えても仕方ないと割り切っているが、考えてしまうから。そこは人間だものな
あと気づいてもらえているだろうか…と心配になるけど、彼が千年生きているのは、ジクルドの寄生で不老になっているから(本編最初の状態)。
ジクルドさんわざわざ喋ってないけど、ウォムストラルがグレイヴ=ジクルドではなく、単体で存在していることで気づいてもらえたら嬉しい…

基本的に部屋からは出ず、たまに夜中に星を見に、ふらっと大聖堂の外に出ていた。
それを誰かに見られ、面倒だなと身を隠したはいいが、それ以来、真夜中の大聖堂に美形の男性の幽霊が出るという噂が立つ。99話の途中、女性神官たちが言っているアレ。服も真っ白だしな。
なお星を見に行っていたのは、待っている誰かと星を見ていた記憶があったため。

シャンティエが不老になった理由

まず、最終話の…うまく伝わっているといいなと思うけど…いや、別にどう解釈されてもいいけど…
とりあえず作者的な解説をば。
ノストさんは、最終章exodus序盤で、人間の自分と神子の彼女という時間の差に焦って、一瞬「不老に戻ること(=人間をやめること」を考えます。ミカユの言っている「そんなこと望んでないよ」はこれ

で、最終的に、ステラが勝手に再構築して消えたことにお怒りになり、「どれだけ人間を、自分を見下すつもりだ」となります。これは「ノストさんは人間だからこれが幸せなんだ」って消えたステラに対する怒り。
ステラはあくまで、自分は神子、彼は人間と、線を引きたがるわけですね。
神の死による滅びを聞いてなくとも、神から世界を救うために、自分が神になってここで皆と縁を切るために。最後まで、彼女が引かなければならなかった心の防波堤です。
で、ノストさんはそれに怒っている。そんなもんはないって言いたい。
素直にステラが神になってたら、ノストさんは逡巡もなくウォムストラルを叩き割っていたでしょう。彼は縁を切らせるつもりはない。

そんなノストさんですが、彼女のことだけ忘れてしまったので不老になる理由が変わります。
作者的には、ノストさんは「ステラを待つために不老を選んだ(人間をやめた」のではなく、「この胸の空洞の理由がわかるまでは生きる(時間が足りないので人間をやめた」というつもり。
その理由がわかるには、ステラに再会するのが大前提なので、結果的に待っているという感じ。
ステラに会って、やっと彼のプロジェクト(?)が動き出したわけです。

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