DOKOMADEIKOU.

光と闇の支配者の諍いを調停し、半年が過ぎていた。
キルアと別れたゼルスのもとに、
眷属たちでは倒せないという不可解な「怪物」の討伐依頼が寄せられる。
一方ゼルスは、半年前に思い出した「あること」が気にかかっていて……

―― 一人になった日は、一人にした日だった。

第2部

罪の章

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Glossary

  • 飛族

    空を駆ける種族、竜族、鳥族の総称。他種族より身体能力が高く武勇の種族とされる。少数種族で、表舞台に姿を見せることはほぼない閉鎖的な一族。

  • アスフィロス／ドゥルーグ

    天上の存在。アスフィロスは光の力ディアス、ドゥルーグは闇の力ラグナでそれぞれ独立している。光は受け入れられ、闇は迫害されてきた歴史がある。

  • R.A.T （ ラット ）

    民間ギルド組織。物探しから護衛まで幅広い内容の依頼を受け付け、所属者が解決するシステム。正式名称リクエセシス＝アンダーティア。

  • ルプエナ帝国

    大陸南西の商業国家。R.A.T発祥の地。周囲を他国に囲まれており、さまざまな情報、物が流通する。数年前に北方のラドス小国を併合している。

  • 魔法

    精霊に指示を出し、一定の現象を引き起こす術。魔法学の分野。魔法が扱える能力は先天的に決まっており、鳥族やエルフに多い。大きく分けて3種類の魔法が存在する。

  • 精霊

    魔法や精霊干渉を行う際に要となる存在。火・水・風・雷・光・闇の六属性がある。光・闇はアスフィロス・ドゥルーグが支配者となっており、通常は使役できない。