『剣』を継ぐ者
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06賞金稼ぎの町アスラ

 おいしそうな焼き色をした魚のムニエルを見て、ノストさんが言った。 「つーかお前、メシ代くらい持ってねぇのか」 「……えっ?! て、てことは、その言い方からして、今まではノストさんが払ってたってことですか!?」 「他に誰が払う」 「うあぁッ!! き、気付いてませんでした!む、村に着いて、払えたら払います!」  自分の注文したミートソースを当然のように食べていた私は、その話を聞いて、途端に食べるスピードが落ちた。あ、ちなみに変装セット装着中。  そ、そんなことになってたなんて……!私は捕われた時、身一つだったから、さすがに所持金はゼロ。なんだかノストさんが当然のように先を行くから気付いていなかったけど、知らぬ間に奢らせていたことには気が引ける。払わなきゃ~!  フォークを握り締めて内心で焦る私に、彼は淡々と言う。 「別に高額でもねぇ」 「へ?」 「後々面倒臭ぇし、それくらい払ってやってもいい」 「え……で、でもでも……」 「つーかお前の金なんざ受け取れるか」 「そっちが本心ですかッ!?」  珍しくノストさんがいいこと言ってる……と思ったらこれだ!期待した直後にいろんな意味で裏切るのは相変わらずです!!  はい、私たちは今、賞金稼ぎの町アスラにいます。  通称は賞金稼ぎの町って呼ばれるけど、本質は違うらしい。賞金稼ぎさんが目立っているだけで、そもそもは流れ者や旅人とか身寄りがない人達が集う町だそうだ。  そういうわけで、この町は人の出入りが多い。賞金稼ぎさんも、ターゲットを追って各地を旅したりするからね。賞金稼ぎさんにとっては、帰る場所であり憩いの場、そして情報交換・共有の場だ。もちろん流れの行商人さんもたくさんいて、土を均しただけの通りも掛け声が飛び交って賑やかだ。毎晩酒場で、身分関係なしにワイワイ盛り上がったり、とにかくこの町は活気に溢れている。  その辺の村がちょっと大きくなったくらいの、粗雑だけど眩しいばかりに躍動する町。  セントラクスに着いて、少し休憩してからすぐ西のアスラに向かった。その頃には、お日様はもう西に傾く途中だったので、私達はアスラで一晩越すことになった。  で、今は、ちょっと(かなり?)早めの夕食。夜中にお腹空きそう……。  それはいいんだけど……なんたって、ここ、本質は違うけど賞金稼ぎの町だから。町の入口に見張りなんていないけど、賞金稼ぎさん達は、見慣れない人はすぐにいつの間にかチェックしている。い、いつバレるかわかんなくて怖いよ~!! 「あ、ところでこのミートソース、いくらだったんですか?」 「知らん」 「……えぇッ!!? そ、それってある意味、論外じゃ!っていうか、私も見てませんが!」  途端に値段が気になってきて、慌ててテーブルの端に立ててあったメニューを取った。品名の横に書いてる数字を見ると……、 「580パフィ……!? え、これ……結構、高いんじゃ……?」 「かもな」 「えぇーッ!! や、やっぱり借金してでも払いますよ!!」  っていうか、何でこんな高いんだろ……!? 何か特別な食材でも使ってるのかな?まさか賞金稼ぎさんたちがお金持ちだから(勝手な推測だけど)、この町の物価が高いとか!?  私がやっぱり遠慮して言うと、ノストさんはなぜか黙り込んだ。ムニエルにされた白身のお魚さんをフォークで一欠けら取りながら、何処か憐れんだ目で私を見る。 「な、何ですか?その目」 「……馬鹿は、本当に世間に疎いな……」 「へ?? ど、どういうことですか?世間に疎い……のは確かに自覚してますけど!なんで改めて!?」 「姓で勘付かない時点で山奥に住んでいる馬鹿だ」 「姓……???」 「馬鹿なら黙って食ってろ」 「ぜ、全然よくわからないんですがッ!?」  でも、ノストさんがそう断言してくれたからか、少し食べる気が楽になった。というかむしろ、「もういいもん、食べてやる」みたいな開き直りな感じだったけど。  ふむ……このミートソース、おいしいなぁ。やっぱ値段張ってるからかなぁ。私、パスタ系好きなんだよね♪  さっきまでの遠慮は何処へやら、調子よく私が食べていると、ふと、ノストさんがフォークを静かに置いた。……よく見たらいつの間にか完食してる!?  かと思えば、顔を上げた彼のダークブルーの瞳とばっちり目が合う。何を考えているのかわからない瞳がずっと見てくるから、私はなぜだか緊張した。 「な……何ですか?」  気恥ずかしさを紛らわすために聞いてみた。目を逸らしたら負けな気がして、意地でも目を離さず。この顔に見つめられると、さすがに困る……!  ノストさんはそれには答えず、私の下……ミートソースの残量を見て、一言。 「食うの遅ぇよ」 「はっ!ご、ごめんなさいぃ!えっと……あと2分くらいで何とか!」 「遅い。1分だ」 「ふごぉっ!? む、無理ですよ~!」 「話してる暇があるなら食え」  ノストさんに言われて、私は一握りくらい残っていた麺の山を慌てて食べ始める。  でも……なんだろう。さっきから、ノストさんの様子が少しだけおかしい気がする。出会って数日だから、あんまりはっきりした確証はないけど……。  ……はっ!も、もしかして、私の顔がバレたとか!? それで首の骨を……って、いーやーーッ!! あの表現、頭から離れないよー!! 「違ぇよ」  傍目から見てもわかるくらい、私は慌てていたらしい。ノストさんはそうとだけ言った。な、なんか……心読まれてる気分……私がわかりやすいだけか……。  なんとか頑張って1分30秒くらいで完食。するとノストさんは、私を待とうともしないで、代金を払ってさっさと店から出ようとする。  がっ、甘い。もう慣れちゃったので、店を出てすぐに隣に並ぶことができた。「ありがとうございましたー」という言葉を最後まで聞かずにドアを閉め、少しひんやりしてきた外で空を仰ぐ。空は茜色で、周囲は少し薄闇がかった明度だった。 「さっさと宿屋を探せ」 「へ、へ?? や、やっぱり、さっきのって……!」 「違ぇよ。店内を監視してた奴がいただけだ。見ていただけで、お前には気付いてない」 「よ、よかったぁ~……」  ずっとバレたんじゃないかって思ってたから、否定されてホッと一安心。歩きやすいように平らにされただけの土の道を、スキップしながら進んでいく私。ノストさんの嘆息が、背中を向けていてもわかる。あっ、宿屋さん探すのも忘れてないよ!  あ、前方に宿屋さん発見!とりあえずあそこに決定!  内心で勝手に決めて、私はその宿屋さんに近付いた。ドアを開いて飛び込もうとして。 「フギャっ!?」  ……なぜか鼻をぶつけた。  どうやら誰か正面にいたらしく、私は自分の勢いに跳ね返って後ろによろめいた。メガネと帽子がズレかけ、慌てて直す。  い、痛いっ……!多分、今、鼻が真っ赤になってると思う。しかもさっき、踏みつけられた猫みたいな声出しちゃったし……!は、恥ずかしー! 「あァ?」  私が鼻を押さえてうつむいていると、上の方から、もんのすごく不機嫌そうな声がした。  その声に、私が顔を上げて視線をやった位置に、相手の顔はなかった。 「へ……?」  私が捉えたのは、固そうな筋肉に覆われた太い首。そのまま視線を上に上にと上げていくと、ドアの枠からはみ出ている厳つい顔があった。この巨体とドアとの間に隙間がない。多分この人、屈まないとドアをくぐれないと思う。  私がぶつかったのは、超デカイ図体をしたおっさんだった。しかも脂肪じゃなく、すべて筋肉。す、すご……。  おっさんは、自分と比べるとあまりに小さい私を、そりゃもうかなり見下ろして言った。 「おいチビ、どかねえか」 「へっ?は、はいぃっ!」  これまた低音の太い声でそう言うから、私は慌ててドアの前からどいて、おっさんに道を譲ってあげた。それをおっさんは当然のように眺めて、私のいなくなった道を通る。……な、なんか腹立つ……。  そのおっさんの後ろに、普通の体格の、黒い司祭のようなローブを着た大人の男性がついていった。おっさんの体に隠れて見えなかったみたい。彼は私ににこりと笑いかけ、「お騒がせしました」と言って歩いていった。……い、イイ人!  当然、私の後ろにはノストさんがいた。そのおっさん&司祭さんが彼の横を通り過ぎると思ったら、突然おっさんが足を止めた。司祭さんも、「うわわわっ」と、おっさんにぶつかりそうになりながらも足を止める。  おっさんは、ノストさんを凝視していた。そりゃもうガン見で。  一方のノストさんも、自分より大きなおっさんを睨み返している。……いや、普通に見返してるだけかもしれないけど。私にはそう見えた。  しばしの睨み合いの後、おっさんが口を開いた。 「てめぇ……見たことあるぞ?」 「知り合いなんですか?」  おっさんがノストさんにそう言い、司祭さんがおっさんに問いかける。おっさんは「いや」と言ってから、少し記憶を探るようにあごに手を当てた。  それから数秒後。 「……あァ、思い出した。てめェ、3年前、指名手配されてた奴だなァ?」  おっさんはあごに当てていた手の人差し指でノストさんを指差し、そう言った。  ………………え、えええーッ!!? の、ノストさんが指名手配されてたぁ!?  はっ……!そ、そいえば、ジャンさんも、メガネ貸す時、「ハーメルぼっちゃんにも、似たような過去があったのさ」みたいなこと言ってた……!こういうことだったんだ!  というか……このおっさん、賞金稼ぎ……!? や、やばっ……私もバレるかも!と、慌ててちょっとうつむいた。  ノストさんは肯定も否定もせず、付き合い切れないというふうな息を吐いた。 「知らん。行くぞ」 「あ、はい……」  彼はくだらなさそうに言い捨てると、私を追い越して宿屋さんに入ろうとする。私も生返事をして、改めて宿屋さんのドアをくぐろうとして。 「ぅきゃっ!?」  後ろから首に腕を回され、ぐいっと引っ張られた。一瞬息が詰まって、私はゴホゴホむせる。  つばの広い白い帽子がふわりと頭からとれて、私の淡い茶色の髪が、宿の、天井高く吊るされたランプの黄色い光の下で露になった。や、やばっ……メガネだけでも落とさないようにしなきゃ! 「何してるんです!? いくらなんでも……!」 「うるせェなァ。確認だけだ。てめェも潰すぞ?」  司祭さんがおっさんに抗議するけど、おっさんは逆に司祭さんを脅した。司祭さんは何か言いたげだったけど、口を閉ざした。最低だ、このおっさん……。  私を捕らえたおっさんは、振り向かないまま足を止めたノストさんの背に言う。 「待ちなァ。思い出したぞ、てめェの名前。ディアノスト=ハーメル=レ……」  その瞬間。  ノストさんの手元に金色の柔らかい光が溢れたと思った直後、風を裂いて何かがおっさんの額に突きつけられた。  ……牢屋脱出の際にも見た、白銀の剣。多分、これがジクルドなんだろう。今、手品みたいに出てきたし。  よく見てみると、柄の彫刻が細やかな剣だった。片手で軽く持てるようなくらいの、一般的な大きさ。刃と柄とがクロスしてあるところに、確かに、ウォムストラルがはまっていたような穴。刃には金色の模様が描かれていて、キラキラしてとても綺麗だった。通称・聖剣の名前はだてじゃない。  そんな剣が、私の遥か頭上……おっさんのおでこに突きつけられている。その剣身から目を離し、何気なくノストさんを見て、私は言葉を詰まらせた。  ノストさんは、ものすごく怖い目つきでおっさんを睨んでいた。元々目つきはよくないけど、どう見たって普段の様子じゃない。その瞳に込められた迫力が違う。今にも食らいつきそうな、憤怒の瞳。本気で怒ってるみたいだった。 「それ以上、言ったら殺す」  さすがに冗談に聞こえなかった。今なら本当にやりかねない……! 「ほぉ、噂通りかァ」  しかし。はらはらしている私とは裏腹に、頭上から聞こえてきたおっさんの声は、楽しそうに弾んでいた。  それが神経を逆撫でしたのか、ノストさんは不愉快そうに目を細めた。 「俺を知ってるなら、さっさと引け」 「できねェなァ。『つるぎ』を継ぐ者と会ったのに、引くなんか、もったいねェ。だが、こんなガキとはなァ」 「『剣』を、継ぐ者……?」  おっさんが言った言葉を、私はぼんやりなぞった。いくらかいつもの冷静さを取り戻してきたのか、ノストさんは目だけで私を見下ろして。 「お前が囚われの姫やろうなんざ100年早い」 「うう……好きでやってるわけじゃないですよぉ……」  毒舌が帰ってきたから、いつもの調子に戻ったんだなってわかった。……馬鹿にされて気付くってなんか嫌だ……。  ノストさんは、すっと剣先を下ろした。それと同時にジクルドは、一瞬姿が霞んで、ふわぁっと剣先から銀色の光の粒子になって消えていく。  ……ところでこの人、ジクルドのこと全然隠すつもりないんだな……普通の人が見たら何かと思うよ。一応、ぱっと見えない角度でジクルドを消してるのはわかるんだけど。 「だからなァ、ハーメル。俺と戦え」 「面倒臭ぇ。他を当たれ」 「おいおい、このチビいるんだぜェ?」  人質の私を見せびらかすように、おっさんはわざとらしく言った。ノストさんは、まだ捕まったままの私を見て、腕を組んで溜息を吐き、本当に面倒臭そうに言った。 「……俺を妨害して楽しいか?」 「ぼ、妨害って……っていうかノストさんっ、普通に助けて下さいよぉ~!こ、このままじゃ、噂してたみたいに、本当に首の骨折られちゃいますってっ!!」 「噂じゃなく予言したつもりだ」 「そ、そうなんですか!?」 「……あっさり信じるか?」 「え!? ちっ、違うんですか?!」 「プッ……あっはははは、面白いですね~」 「おいおい、てめェら、仲悪いな?使えねェなァ」  今まではらはらした様子でやり取りを眺めていた司祭さんが、突然声を上げて笑った。アドバンテージはこっちにあると思っていたおっさんは、チッと舌打ち。……使えなくて悪かったねーだッ!  ふと、ノストさんは私を私を指差し、淡々とした口調でおっさんに問う。 「俺を脅す効果があった場合、そいつは役に立ったのか?」 「……ノストさんも、私をモノのように言ってくれますね……」 「今頃気付いたのか」 「ええッ!? わ、私のこと、そう思ってたんですか?!」  私が泣きたい気持ちで言った言葉に返ってきたノストさんの一言は、さらに私に衝撃を与えた。……もう、拗ねてやるッ! 「役に立ったと思うぞ」 「それは残念だったな。大体、手口が古い」 「うるせェぞ、ハーメル」  形式だけで、まったく同情の念が込められていない一言は、物凄く腹立ったと思う。 「……大体」  不意に、ノストさんの声色が低くなった。さっきとはまた違う、見下したような、冷ややかな怒気を含んだ氷点下の瞳。 「てめぇ、俺を舐めてんのか?そういう状況になったにしろ、お前がそいつを殺すより俺がお前を殺す方が早い」  長々と並べたノストさんの言い分に、確かに……と私は頷いた。  さっき、ノストさんがジクルドを瞬間的に出しておっさんに突きつけるまで。おっさんは動けなかった。……私も動けなかったけど!とにかく、おっさんがぴくりとも動けずにいたのは、おっさんに捕まっていた私が知っている。  ……この人、実はメチャクチャ強いんじゃ……?なんか「『剣』を継ぐ者」とか、カッコイイ二つ名で呼ばれてるし……。  それがわかったから、ノストさんがなぜ怒っているのかもなんとなくわかった。要するに、彼にもその強さ相応のプライドってものがあって、それを軽んじられた気がしてイラッとしたんだ。……どーせノストさんのことだから、私のために言ったとかじゃないと思う。  どうやら、こっちの冷めた目の方がおっさんはこたえたらしい。私が見上げると、おっさんはこめかみに少し冷や汗を浮かべていた。  しばらくして、おっさんは無言で私を解放し、ノストさんの方に突き飛ばした。 「わたたっ!?」  あまりにも突然で、私は変な声を上げて足元の白い帽子を飛び越えてから、ケン、ケン、パー!ってな感じでたたらを踏む。 「えっ、ちょ、やばッ……!!」  でも、最後の大きな一歩でも、おっさんの力を使い切れなかった。せめてその場所から足が離れないように踏ん張ってみるけど、無理だった。目の前には、ノストさんがいるのに!やばーい!!  しかーし!私が前のめりでノストさんにぶつかりそうになった直前、彼はスッと流れるような動作でかわした。……私を。  ってことで。 「あだッ!!」  普通にスルーされた私は、べしゃっ!と思いっきり顔面を宿屋さんの床にぶつけるハメになった。メガネをかけていたから、部品が当たってさらに痛かった。 「……あ、あううう、は、鼻がぁ……ノストさーん!何で避けるんですかーっ!!」 「反射的にだ」 「せめて止めるとか~!」 「はぁ?止めてどうする」 「と、止めてどうするって……うう……」  最近、鼻ばっかりぶつけてるよぉ……鼻が低くなった気がしないでもないようなぁぁ。  鼻を押さえて私が後ろを振り返ると、すでにドアのところにおっさんと司祭さんの姿はなかった。……ノストさんの迫力勝ちかな。  床に座り込んだままの私の横を通り過ぎざま、ノストさんが上から言ってきた。 「床で寝るのか。潔いな」 「はっ!! ヤです!昨日ノストさんがベッドだったんですからっ、今日は絶対私ですーッ!!」  慌てて立ち上がって、ノストさんの後を追いかける。と、とりあえずノストさんより先に部屋に入ってベッド確保だっ!  ……という努力をしなくても、珍しくそんなワガママを聞いてくれて、その後、私はベッドで寝ましたとさ。  灯りを消して、私はごろんとベッドの上に横になった。ちなみにノストさんは壁際にいます。  こうして一息つくと、いろんなことが思い出される。間違って捕まって、たまたま隣にいた人と脱獄したなんて、なんだかおかしくて笑っちゃう。  ……明日でやっと、アルフィン村に着く。  やっと、家に帰れるんだ。家では私は一人だけど。  村のみんな、心配してないかな。突然捕まったから、何も言わずに出てきちゃってるし。  ノストさんには、何だかんだでお世話になったなぁ。何かお礼しなくちゃ。何がいいかな。料理は得意だからまずはご飯かな。  ウトウトしながらそんなことを考える私は、元の生活に戻るつもりしかなかった。