「君笑サンクトス」に関する、いろいろな設定とかの置き場。無駄に多い…です…
下部の方は超ネタバレ要素アリ。
♪各章の名前の由来について
その章の一番最初の話にマウスを置くと、実は読み方と意味が出ます。
♪クランネの呪文のつくり
2章初登場の種族クランネの呪文について。
属性は先天的に決まっています。血筋はあまり関係ない。
クランネの呪文は英語で構成されてます。
すべて「(動詞) >> (名詞)#」の形式です。かなりどうでもいいサブ設定ですが、動詞から始めると命令文になるので、舞歌の呪文を例に出しますが、
「teaR >> bReeze#」
ちなみに、ルビはブラウザの文字サイズで大きくしたりできます。
〔tear〕は「引き裂く」、〔breeze〕は「そよ風」という意味。つまりこの呪文は、「引き裂け >> そよ風#」って感じなわけです。真中の「>>」は命令を送るものに対する矢印。最後のシャープはオシャレです(問題発言
それから、前後の単語で共通するアルファベットは大文字。ただし母音のa,i,u,e,oは除く。1種類でも同じものがあれば、呪文として成立する設定。
ちなみに、連結が多いほど威力(強度)を増したりするサブ設定。詩嵐が椅遊に攻撃する時の呪文は連結が1種類しかないので、コレは手加減してるんだな〜みたいなことがわかったりします。オマケ要素。
♪真琴三兄弟について
春霞、冬芽、六香の真琴三兄弟。髪も瞳も色バラバラな彼らについて。
まず、春霞と冬芽ですが、彼らは二卵性双生児。
彼らは、冬だか春だか判断しづらい頃に生まれた。で、ご両親は、兄の方に去る「冬」、弟の方に来たる「春」の名前を授けたのです。
なぜ兄の冬芽の方が「冬」なのかってと、春は、冬あってこその春。だから冬は、春を支える季節。そーゆー意味で兄に「冬」を名づけたのです。
春霞が好き放題やってられるのも、冬芽のおかげな部分があるのです。
で、彼らの妹の六香も、二人と同じ頃が誕生日です。六香の名前の由来は、雪の異称の「六花」。
冬と春の間の生まれだから、雪の花…冬と春を代表するものをくっつけて、でもちょっと変えて名付けました。
7歳頃に両親を失った六香は、年の離れた二人に言うまでもなくお世話になってます。
さらにちなみに。髪と瞳の色バラバラで、全然似てないような三兄弟ですが、
髪 … 青(冬芽) + オレンジ(六香) = 緑(春霞)
瞳 … 赤(六香) + 青(春霞) = 紫(冬芽)
って感じで繋がりがあったり。
つまりご両親は、それぞれ髪が青とオレンジ(または金)、瞳が赤と青の人ってわけです。
♪5章4話に出てくるカードゲームについて
★表カード
1 ミカエル … 火
2 ガブリエル … 水
3 ラファエル … 風
4 ウリエル … 地
5 アクラシエル … 火
6 メタトロン … 水
7 レミエル … 風
8 サリエル … 地
9 ラツィエル … 火
10 ハミエル … 水
11 サラクエル … 風
12 ルシファー … 地
★裏カード
1 ミカエル … 水
2 ガブリエル … 火
3 ラファエル … 地
4 ウリエル … 風
5 アクラシエル … 水
6 メタトロン … 火
7 レミエル … 地
8 サリエル … 風
9 ラツィエル … 水
10 ハミエル … 火
11 サラクエル … 地
12 ルシファー … 風
かなりどうでもいいけど、せっかくいろいろ考えて作ったので…形式はウノが地盤。表裏は自分で考えてみた。
カード名は、天使の名前が使いたかっただけとも言う←
ちなみに、自分で紙切って試しにやってみたんだけど、一応遊べる…と、思われる…
-----以下ネタバレ要素。6章読了後推奨。-----
♪夕鷹について
超ネタバレ注意報。本作品最大の秘密だと思われる。
6章まで読了しておくことを強く推奨します。
→ブログに飛びます。←
♪過去と現在の魔術の違いについて
地味なところですが、何気設定しているので。
まず、第15章『拒絶の守護』は、現在は緑色、過去は蒼色の壁になってます。コイツは『聖と魔の予言神話』の有無の違い。
ガリカエスは、本編中でも言ってる通り、神の力を宿した神話書。神の力の象徴は蒼。なので、それを借りてる過去の『拒絶の守護』は蒼ってわけで。
ガリカエスから神の力を借りていた過去の魔術は、神の力+己の魔力を使ってるので、とんでもない威力を持ってます。6章みたいな感じで。
でもその恩恵を受けられない現代の魔術は、己の魔力だけで行使しています。だから過去の魔術に比べると、かなりの劣化版になってます。
ちなみに第8章『日輪の裁き』、第9章『魔帝の怨嗟』、第11章『逆の理』、第13章『諒闇の俄闇』は過去しか登場しません。
♪その他細かな設定
→ナタの「まっしー」呼び
元々は「真っ白君」って呼んでたけど、そのうち略られて「まっしー」になったとか
ちなみにまとめると、まっしー(サレス)、リリィ(リリア)、ラッシー(ラシルカ)、メガネ君(シェイ)。そーいやルーディンがない
→5章6話の夕鷹『開眼』時の口調について
6章中の威厳ある(のだろうか)口調とは違う口調の理由。「我」→「俺」とか。
バルストの意識が感情部を通して言葉を発しているので、言っていることは酷薄なバルストのものなんだけども、口調は夕鷹のものなのです。
→采の神創術
サレスの時代より昔、大陸に栄えた最大王朝アルマーダが崇めていた四大属性の術。
・聖 … 象徴色・白。魂、高尚、浄化、万物を括る概念。
・魔 … 象徴色・黒。力、邪、侵食、万物を括る概念。
・空 … 象徴色・蒼。空、風、天気を括る概念。
・想 … 象徴色・緋。心、思念、人格、人間を括る概念。
ちなみにアルマーダは滅んだけど、生き延びた人々がいて、それがイーゲルセーマ族だった。彼らが作ったのが魔術。魔導唄は古代アルマーダ語で綴られていて、その後代が魔導名を組み込んだのが、サレスの前時代以降の魔術形式。
→色色々(←コレ面白いな(ェ
・聖界の〈扉〉は金の召喚陣、魔界の〈扉〉は銀の召喚陣。
・魔術、魔戦艦ひっくるめて全部の聖術は白の陣、魔術は紫の陣。
・魔界の住人召喚陣は紫黒。<流れを御する者>は淡い黄色。
・聖力は白、魔力は紫。
・聖王は金、魔王は銀。
♪キーワード整理
→聖王バルスト
人々の思想から生まれ落ちた存在。強大な聖力そのものでもある。
聖力は、高圧力でメキメキバキっとブッ潰して滅尽させる性質。
聖界は元々、生前死後の魂が集まる世界。そこに聖王がたまたま住んだので聖界と呼ぶ。聖界に住むのは眠る魂達と、命を生み出す<流れを御する者>のみ。
聖魔闘争で、己の聖力を全部使って魔王ルトオスを魔界に閉じ込めた。このせいで《ガリアテイル》も魔王も、自分じゃ空界に下りられなくなる。
その後、聖王は夕鷹を隠れ蓑にして存続。ちなみに魔王は、聖王は消えたと思っていた。だから1章4話で気配を感じてなっにぃいいと思ったわけです。
→魔王ルトオス
人々の思想から生まれ落ちた存在その2。強大な魔力そのものでもある。
魔力は、低圧力でブクブクぼっかーんと膨張・破裂させる性質。
魔界は元々、魔物が住んでいた世界。そこに魔王がたまたま住んだので魔界と呼び、魔物も魔王に支配されて《ガリアテイル》と呼ばれるようになる。ちなみに、本編中に出てくる《ガリアテイル》は、「魔界の○○」って全部高位の存在。低位は知能もないものばっかり。〈ダークルシフ〉とか。
・魔界の女王〈ヘル〉
・魔界の氷神〈フェンリル〉、〈ハティ〉、〈スコール〉
・魔界の番犬〈ガルム〉
・魔界の裁人〈フィアベルク〉
気付いた人もいるかもしれないけど、君笑は北欧神話からとったものが多いです…サレス・「オーディン」とか。北欧神話大好き。
聖魔闘争で、聖王によって魔界に閉じ込められる。彼(?)が空界に下りられる唯一の道は、聖魔闘争前に行った、契約者から転じて誓継者となったイースルシア王家による召喚のみ。
→神
人々の思想から生まれ落ちた存在その3。ちなみに聖王魔王よりも先に生まれた。
空界を、聖王・魔王から守護する存在。聖魔界から空界へ通じる道を通って下りてきた二人の王を牽制し、力を削ぐ。
光と闇を有する理の守護者で、見る人によって姿を変えると言う。イースルシア発祥の神像は、白(=光)と黒(=闇)の双翼を持つ、七色の光球。
絶対普遍の神の夢を紡ぐ存在。ルーディンが視る未来はコレ。ちなみに神獣の生みの親。
→魔界の女王〈ヘル〉
空界に溢れ返る命に、一定の数で死を招く、魔界の命の番人。《ガリアテイル》ではあるが、少し外れた存在。
魔界の〈鍵〉を持ち、それで魔界の〈扉〉を召喚して開き、魔界に渦巻く魔力(=魔王)を借りて強制的に死を降らせることもできる。
気品ある、幼い少女の容姿。
→<流れを御する者>
聖界の魂に体と言う術式を施し、空界に送り出して命を生む、聖界の命の番人。空界に自ら姿を現すことも一応できる。
純粋無垢な、実体を持たない存在。白いシルエットの姿。ちなみに聖界の先住人なので聖力とは関係がなく、独自の力を持つ。
己を持たず、会話する時は相手の鏡となる。例えば夕鷹が話しかけたら夕鷹の声・口調で、梨音が話しかけたら梨音の声・口調で返答する。
→三界
∟聖界 … 生前死後の魂が集まる場所。<流れを御する者>がいる。
∟魔界 … 魔物である《ガリアテイル》と、閉じ込められた魔王がいる場所。
∟空界 … 人間たちなどが暮らす世界。聖界と魔界の間にある。神が多分何処かにいる。
♪魔術一覧
→理術
∟理導唄
『蠢け、地脈』——ザース・グラール
『弾け、飛沫』——オヴ・ルダス
『焦せ、紅蓮』——アルト・フレイ
『唸れ、風威』——レト・シルフィ
→魔術
∟魔導名
*第1章、『永遠転生輪廻の環』
第2章、『漆黒の牙』
*第3章、『五神聖霊の舞』
*第4章、『神威光臨』
第5章、『静寂の陣』
第6章、『悪魔の隻影』
*第7章、『罰の執行』
-----ココから↑は魔導唄が必要-----
(*第8章、『日輪の裁き』)
(第9章、『魔帝の怨嗟』)
*第10章、『聖帝の咆哮』
(第11章、『逆の理』)
*第12章、『煌然の軌跡』
(第13章、『諒闇の俄闇』)
第14章、『冥色の光象』
第15章、『拒絶の守護』
第16章、『景の不動』
第17章、『束縛の黒環』
※*は聖術、()は過去しか登場しない(=梨音がアレンジしなかったorできなかった)魔術。
『聖と魔の予言神話』の章名が元。ざっと見れば、確かになんとなく聖魔闘争の流れだなぁとわかる…かな?特に最後あたり…
♪呪咒について
4/11up
何と言っても、本作中で一番ややこしいのはコイツだと思います。
作者もたまにわけわかんなくなるので、落ち着いて整理整理…
上記の「夕鷹について」とあわせてみればわかりやすいかも。
→第一呪咒・貌
バルストに与えられた人型の入れ物。=夕鷹の体そのもの。彼自身。
内には意識の器もセットでお買い得。要するに、入れ物が2個連なってるマトリョーシカ形式っていうか…
意識の器だけだと動かす体もないので不便だろーなーってことで、外部に人型も作った。
全部、聖力でできている。バルストが中にいるからっていうのもあるけど、それで夕鷹は二重の理由で金眼。(金眼者は、体の構成比率が聖の方が多いとなるから)
コレが壊れれば、バルストが解放される。=バルストの望み。が、戒鎖がある以上は手出しができない。
→第二呪咒・戒鎖
本当は、バルストが貌を自分の意思で動かす予定で、サレスは作った。
しかし上記の意識の器に、バルストの意識があまりにデカくて収まりきらなかった。貌を圧迫してしまい、早速貌が壊れそうになって、それで仕方なく、二重の器のうち、内の器に封印をかけることにした。それが戒鎖。貌を守るものと同時に、バルストを封印しちゃったもの。
それでなんとか意識の器にブチ込んだはいいが、やっぱりデカいので全部は詰め込めなかった。それで入れこぼした(?)のが感情部=夕鷹。バルストの心とも言える部位。
コレが外れると口が緩み、バルストの意識が侵食しやすくなる。夕鷹側からしか、壊したり緩めたりはできない。
∟『片方開放』 … 《ウィンデル》を片方外し、少し開いた状態。身体能力が跳ね上がる。片方外した=片目から聖力が若干こぼれるので、外した方の眼が少しキラキラする。
∟『片方全開』 … 《ウィンデル》を片方開いた状態。バルストの力を半分引き出す=半分バルストに呑まれる。使った後は、《ソーン》が若干軋むので頭痛がする。
∟『開眼』 … 《ウィンデル》を両方完全に外した状態。バルストの力を全部引き出す=バルストに意識が呑まれる。ひどい拒絶反応が起きるので、長時間この状態でいると《ソーン》が壊れる。